「雲の上はいつも晴れ」
天気が悪くても雲の上はいつでも青空、ということから、今うまくいっていなくてもそれを乗り越えた後には明るい未来が待っている、という意味。
休むのも与えられた権利と思いつつ、寝る前には仕事モード。
それが年休(年次有給休暇)。
業務が休みになっているはずが、サザエさんが始まると仕事モード。
それが休日(土日休みver.)
休職という扱いになっているが、電話がかかってくると仕事モード。
それが育休。
誰かに怒られたり、差し迫った納期はないが、体力・精神的に疲労困憊の育休3日目。
なんなら、普通に仕事をして22時に帰宅した方が余裕はある。
「明日から自由だー!」と叫んだ3日前。
育児に”自由な時間”なんてほぼなかった。
朝、「どこにいくか?何をするか?」から始まる。
今のご時世、イベントはやっていない。
そもそも、人混みは避けたい。
そうなると、選択肢は朝一の”公園”一択。
これが、午後にずれ込むと、幼稚園を終えたママ友の集会所と化すため、眠い目をこすりながらも時間厳守。
不幸なことに、歩いていける公園はない。
車で向かうことになるが、そもそも駐車場を備えた公園は少なく、選択肢も限られる。
毎日、同じ所に行くのも、飽きちゃうだろうと、近隣から徐々に行動範囲を拡大していく。
移動時間が自由をさらに圧迫していく。
公園に着いたら、フルスロットルで遊ぶ息子。
ベンチに座り優雅な読書タイムなんてドラマの世界。
2時間みっちり走り回ることになる。
登って、滑って、揺られて、ぶら下がってをひたすら繰り返す。
HP(体力)が底をつく寸前の午前10時。
ここからが1日の始まりという感覚。
帰宅し、おやつを食べて、今度は家の中で遊ぶ。
11時にはお昼の支度を始め、11時30分にはお昼を食べる。
食べ終えると、睡魔MAX。
寝たくない
の一点張りの息子を説得して一緒に寝る。
ここで午前の部は終了。
私は1時間くらいで目を覚ます。
まぁ疲れは取れないが、寝る前よりはマシなレベル。
息子が寝ているうちに、洗い物を片付ける。
遅れて30分くらいで、息子も起床。
ギラギラした眼差しで、
お外行こう!
と言う息子。
疲れは微塵も残っていない様子。
ここが大人との差。
当然、HP(体力)にも差があるが、回復力の差は歴然。
1試合終えた後のボクサーに、「水飲んだら、もう1試合やりましょう。」と言っているようなもの。
今の私に公園で遊ぶ体力は残されていない。
(そもそも午前中にお外は行ったではないか・・・)
短時間で、HP(体力)が全回復するのはポケットモンスターくらいかと思っていたが、目の前に確かにいる。
子どもがよくモンスターと言われる所以は、「これか!」と思ったりもする。
午後の部は、遊ぶというより遊ばれる。
引きずり回されて、休みなく、夜の部に突入。
夜はやること盛り沢山。
夕食、お風呂、歯磨き、絵本読み聞かせ、ヒーローごっこ(戦闘)。
一通り終えると倒れるように、就寝。
体力が乾電池のように、ホイホイと交換できたらどんなに良いだろう。
もう年なのか、睡眠では回復しない。
世の中の”主婦”という方々は、これを平然と毎日こなしていると思うと頭が上がらない。
実際、この育休のゴールが何かははっきり定められていないが、何を取っても今は底辺。
下はなく、上しかない。
そして、突き抜けた先の未来は、きっと明るい。
信じるだけなら自由だ。