「人間は万物の尺度である」
ものごとは各人の感じるようにあらわれるため、それぞれの人間が判断の基準であり、全ての人に共通する普遍的・絶対的な判断の基準は存在しないという考え。プロタゴラス(前500頃〜前430頃)
昨今の健康ブームの影響か、「ベジブロス」という言葉をよく聞くようになった。
ベジタブル(野菜)+ブロス(出汁)の造語で、野菜でつくる出汁のこと。
それも、従来は捨てていた皮や種、ヘタを煮出してつくる。
SDGsの取り組みの一つか何か?
と思っている方もいると思うが、そうではない。(もちろん、繋がる部分はある)
理由は、他でもない「ファイトケミカル」という栄養素。
抗酸化作用と免疫UPの効果を併せ持つため、紫外線からお肌を守り、風邪の予防も期待できるという、まさに一石二鳥。
肝心な味は、、、「美味しくはない」(あくまで個人の感想です。)
中でも、玉ねぎの皮(茶色のペラペラ)には含有量が多いらしく、罪悪感のある外食の後には贖罪の気持ちで飲んでいる。
例えるなら、「苦い土」。
まぁ、怖いもの見たさについつい試してしまう。
ある日のこと
皮入れに”赤い実”が大量に入っているのを見つけた。
「何だろう?」と思いつつも、興味本位で集めて煮出してみた。
「フルーティ」で旨味がすごく強い。
ところで、「何の皮だ?」という最初の疑問に戻り、家族に聞き込み。
正体は、ミニトマト
なんでも、息子が中のゼリー部だけ食べて、実の部分は”皮”だと言って捨てたとのこと。
カブトムシか何かですか!!
しかも、このミニトマトは、「ゼリー部が苦手なお子様用のゼリーが少ないトマト」
普通のより、少々お高い特別仕様。
ほとんど、ゼリー部なんてなかっただろうに・・・
全く、当てが外れた。(判断基準や好みは人それぞれ)
「今度からは普通の買おうね。」と息子と約束し、実はポトフ風のスープにして美味しくいただきました。