「勝てば官軍負ければ賊軍」
戦いに勝ったほうが正義になり、負けたほうが不義となる。
道理はどうあれ強い者が正義者となるというたとえ。広辞苑
”スーパーマリオブラザーズ”、
言わずと知れた名作ゲームだ!
お決まりの展開として、
(悪役の)クッパにさらわれた(ヒロインの)ピーチ姫を、(主人公の)マリオが助けにいき、熾烈な戦いが繰り広げられる。
この展開は、ゲームの世界だけではない。
発端は、3歳のミニクッパ。
最近は、特に妻にベッタリの様子。
(赤ちゃん返りというやつだろうか?)
私が妻に話しかけようものなら、
「パパしゃべらないで!」
と話しを遮ってくる。
そして、即座に沸騰し、襲いかかってくる。
まさに、”ママ争奪戦”の開幕。
ミニクッパも、力は付けてきたが、所詮は3歳。
大人の私に勝てるはずもない。
だが、”最後に自分が攻撃して終わらせたい”という執念が強く、何度倒されても起き上がる。
底なしの執念と根性を見せる。
しかし、私も最後は譲らない。
この攻防を毎日やっている。
ミニクッパも日々、新しいことを覚えてくるが、
”パパに勝てない”ということは一向に学習しない。
だが、今日はいつもと展開が違う。
食事中、テレビ鑑賞中と非戦闘モードの場面で、「トコトコトコ」とやってきては、背後からパンチを浴びせて逃げていく。
だまし討ち?
面と向かっては、勝てないと踏んだのか、卑怯な手を思いついたものだ。
逃げるのを意識してか、一発一発はいつもより軽く、ダメージは少ない。
だが、いつ来るかもわからない攻撃を意識するあまり、他のことに全く集中できない。
「これが本当の狙いか・・・!?」
今日の所は降参。
白旗をあげ、うちのピーチ姫は奪われて、閉幕。
勝ち方にも色々ある。
勝ちに執着する中で、彼なりに出した答えなのだろう。
道理はどうであれ、今日は君の勝ち。
だが、明日は譲らない!!