来年の事を言えば鬼が笑う

鬼 Growth record

「来年の事を言えば鬼が笑う」
明日何が起こるかわからないのに、来年のことなどわかるはずはない。
将来のことは予測しがたいから、あれこれ言ってもはじまらないということ。

goo辞書

息を吐くかのように出る言葉でも、いざ定義を聞かれると、説明に困ることがある。

端的に言い表すことは結構難しい。

しかし、我々には対話という手段がある。

この対話という行為は、相手の知識レベルを探りつつ、相手が理解できる最上位の言葉を選んで、文章を構成。
アテが外れれば、言葉のレベルを落とし、相手のピースにハマる言葉を選別するという作業だと、私は認識している。

ただ、この方法も万能ではない。
なぜなら、言葉のレベルを落とすにも限界があるからだ。

相手は、ほぼ白紙の辞書を携えた少年。

パパ〜、あしたさぁ〜ブランコやったよね〜

という新人類の主張。

技術が目まぐるしく進歩する現代においても、現在と未来を行き来した人を私は知らない。

「昨日、ブランコをやった。」というのが私の記憶の中では事実。

どうにかして、”昨日”という言葉を教えなくてはならない。

なかなかの難問。

そういう時は完成された辞書に聞いてみる。

「昨日」
今日より1日前の日

広辞苑

今日というのが、基準ということがわかった。

では、

「今日」
(現在の)この日。

広辞苑

どの日?とツッコミをいれたくなる気持ちを抑えて、調査を進める。

「日」
一昼夜。二四時間。
地球が一回自転する間。

広辞苑

ようやく、言葉は出揃った。
自転という概念は、中学理科を学んでからとして、
二十四時間も時計が読めてからかな〜とか、相手のレベルを推し量る。

3歳児には、”一昼夜”、キミに決めた!
とポケモンの主人公風に言ってみる。
(何事も楽しくやるのがポイントだったりする。)

学んだ知識を口に詰めて、一旦咀嚼してみる。
出来上がった文章はこちら。

明日とは、
お昼寝から起きた後、暗くなってからもう一度寝ると、行ける所。(3歳ver.)

息子に言ってみると、
わかったような、わからないような顔を見せるが、

明日は、水遊び行きたい〜

と、言葉は理解した様子。

クロックスと帽子を準備して、「お外暗いから寝たら明日だよ〜」と暗示をかけて、その日は就寝。

そして翌朝、
「さぁ〜行くか〜」を腰を上げると、開口一番に、

パパ〜滑り台行きたい〜

という息子。

オイ!

とまぁ、明日のことさえ予測は困難

「地球が一周回っているから、そんなの小さな変化だよな!」と宇宙人の視点で合理化。
(少し準備をしたくらいで、まさかヘソを曲げたりはしていない)

水遊びグッツを片付け、お望み通りに、滑り台のある公園へ向かった。


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