オブジェクトがグレー一色で、味気ないのですが、何とかなりませんか?
ゲームを作る上で色はかかせないですよね!
Unityには色や質感を出す機能がありますので、解説していきますね。
事前準備
新規Projectを作成して、オブジェクトを追加しておきます。
▼心配な方は、こちらの「オブジェクトの追加」まで進めてください▼
解説では、オブジェクトのPlane(平面)とSphere(球)を、このように配置します。
オブジェクトに色を付ける
Unityでは、Materialという色や質感を設定するアセットをオブジェクトに追加することで、色を付けることができます。
MaterialをAssetsに追加
MaterialをAssetsに追加する手順を解説します。
方法は、2通りあります。
-
- Projectウインドウの+をクリックして、[Material]をクリック
- [Assets]>[Create]>[Material]を順にクリック
- Projectウインドウの+をクリックして、[Material]をクリック
ProjectウインドウのAssetsにMaterialが追加されますので、任意の名前に変更します。
ここでは、PlayerMatとします。適宜、整理しておくことでオブジェクトが増えた時の混乱を軽減できます。
Materialに色を設定
追加したMaterialに色を設定していく作業です。
すると、InspectorウインドウにMaterialの設定が表示されます。
選択可能な色が表示されますので、お好きな色を選択します。
色を選択すると、Inspectorウインドウ下の球に選択した色が反映されます。
ここまでで、Materialに色を設定する作業は完了しました。
次に、Materialをオブジェクトに追加して、オブジェクトに色を反映します。
Materialをオブジェクトに追加
方法は2通りあります。
Projectウインドウ上で、Materialをドラッグして、
- Sceneビュー上の(色を付けたい)オブジェクトの上で離す。
- Hierarchyウインドウ上の(色を付けたい)オブジェクトの上で離す。
このようにオブジェクトに色が反映されたら、完了です。
お疲れ様でした。
オブジェクトに模様を付ける
Materialには、色や質感を変える以外にも、凹凸や模様を付けることもできます。
やり方は、至ってシンプルで、凹凸や模様の描かれたテクスチャ(画像)を用意し、オブジェクトに貼り付けるだけです。
先ほどとほとんど同じ操作で、Inspectorウインドウの[Main Maps]>[Albedo]を変更します。
早速、試してみましょう。
MaterialをAssetsに追加
オブジェクトに色を付けるでやった時と同様です。
ProjectウインドウのAssetsにMaterialを追加し、任意の名前に変更します。
Materialにテクスチャ(画像)を追加
まずは取り込むテクスチャ(画像)を用意します。
解説では、庭にいたペンギンの画像(Penguin)を取り込みます。可愛いですね。
- テクスチャ(画像)を用意します。画像であれば何でもOK。
ここでは、テクスチャ(Penguin)を使用します。 - 用意したテクスチャ(Penguin)をProjectウインドウにドラッグして離します。
- Projectウインドウにテクスチャ(Penguin)が反映されるのを待ちます。
- ProjectウインドウのMaterial(PlayerMat)をクリックしてアクティブにします。
- その状態で、Projectウインドウのテクスチャ(Penguin)をドラッグして、Inspectorウインドウの[Main Maps]>[Albedo]の左の□(四角部)に離します。
- □(四角部)にテクスチャが反映されていることを確認します。
- [Main Maps]>[Albedo]の右の□(四角部)の色は白にしておきます。
これで、Materialにテクスチャを設定できました。
Materialをオブジェクトに追加
あとは、Materialをオブジェクトに追加するだけです。やり方は先ほどと同様です。
球にペンギンを映し出すことができました。
ただ、ペンギンだけでは寂しいので地面も変更しておきます。今回は、(ペンギンが好きそうな)氷山のテクスチャを使用します。
設定方法は、ペンギンのテクスチャを追加した時と同様です。
追加すると、このようになります。
完成したのがこちらです。
単に色を設定するより、本格的になってきたと思いませんか?
Unityではこのような処理も簡単にできます。
最後に、Materialについて、より詳しく知りたい方のために各項目の意味を解説します。触ってみながら理解する方が早いですが、知識としても頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
Material用語辞典
今回紹介できなかった項目についても以下で解説しています。
困った時にご参照ください。
以上で、色の付け方は終了です。お疲れ様でした。