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ChatGPTとは?
OpenAIが開発した対話型のAI(人工知能)
ChatGPT(Chat Generative Pre-trained Transformor)は、2022年11月30日にOpenAIが一般公開した対話形式でAIとコミュニケーションが取れるアプリケーションです。SNSを通じて、瞬く間に拡散され、Daily Active Users(特定の1日に1回以上利用や活動があったユーザーの数)が公開5日で100万人を超えたことも話題を呼びました。
ちなみに、100万人達成には、Instagramは約2ヶ月半、Facebookは約10ヶ月要していることから、わずか5日で達成した「ChatGPT」の注目度の高さが伺えます。
アプリは、ユーザの質問に対して、AI(人工知能)が答えてくれるというシンプルなもので、対話形式で内容を深掘りしていくことも出来ます。使い方も簡単で、質問文を検索ボックスに入力するだけです。対応する言語は、英語だけでなく、日本語にも対応しており、質問文を日本語にすることで日本語の回答が返ってきます。
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OpenAIについて簡単に紹介
OpenAIは、『友好的なAI(人工知能)の普及と発展』を目的として、2015年にイーロン・マスク氏とサム・アルトマン氏(米Y Combinator(ベンチャーキャピタル)の元CEO)が共同出資で立ち上げた非営利組織です。2018年にイーロン・マスク氏は役員を辞任しましたが、出資などの支援は継続してます。2019年には営利企業であるOpenAI LPを創設し、サム・アルトマン氏がCEOに就任しています。同組織の出資には、Paypal創業者のピーター・ティール氏などの著名人の他、米Microsoft、米Amazon Web Servicesなどの大手企業が名を連ねています。
ChatGPTのここが凄い!
『何がすごい?』という問いに一言で答えると、『質問に対して直接、答えが返ってくること』です。例えば、「ブログの書き方」を知りたい場合は、以下のように直接、質問を入力するだけで即座に答えを得られます。
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要するに、自身で、答えになりそうな記事を探したり、解釈や要約をする必要がないということです。
ネット検索を例にすると、
【Google検索】自分で解釈して答えを導く
①「キーワード」を入力して、Googleで検索
②検索結果一覧から、答えがありそうな記事を選択
③記事内容を確認して答えを探す(答えがない場合は②に戻る)
④人が答えを解釈
【ChatGPT】答えが直接届く
①「質問」を入力して、ChatGPTで検索
②AIが答えを回答
利用料金
利用料金については、2023年1月現在は、無料で利用できるサービスですが、有料化する可能性も示唆されています。
その理由について、イーロン・マスク氏の問いかけに対して、CEOのサム・アルトマン氏は「計算コスト」と回答しています。
1回の会話で1桁セント(1セント ≒ 1円とすると)、10円弱かかっている計算になり、永年無料は難しいということが読み取れます。実際に、2023年2月1日には月額20㌦(約2600円)の有料版「ChatGPT Plus」も発表されています。
使用例
登録するサービスに値するか、ご判断いただくために、最初に使用例をご紹介します。
※ ユーザ登録・ログイン方法は次の章で解説
①ユーザ登録を済ませて、マイページにログインします。
②画面下の検索バーに質問を入力して、Enterキーをクリックします。
ユーザの操作はたったこれだけです。
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ChatGPT自身に何が出来るのかを問いかけてみます。
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日本語も文法も自然で、AIが回答しているとは思えない出来栄えです。
『色々と出来そうだ』ということはわかったので、いくつか使用例をご紹介します。
わからない用語の要約
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文字数を指定して簡潔にまとめてくれるのは助かりますね。難しい用語を短く理解したい時に重宝しますね。
プログラミングのコードを記述
簡単なプログラムも、記述することも出来ます。
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プログラミングができる人材の需要が高まっている昨今、ChatGPTがその一翼を担うかもしれませんね。
注意点
しかしながら、弱点もありますので、その一例をご紹介します。
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このように、最近の話題については答えられないことがあります。理由は、AIが学習したデータは2021年末まであり、学習していない2022年以降の情報は何も知らない状態だからです。(2023年1月時点)
また、回答に、情報の引用元に関する情報はなく、回答の正確性を確認する術もありませんので、ご自身で内容を吟味した上でご使用ください。
オススメの活用法としては、「ChatGPT」と「Google検索」をいい所取りする方法です。Google検索の結果に、ChatGPTの回答も併せて”表示”してくれるという機能があります。
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登録・ログイン方法
ユーザ登録
ChatGPT のHPに接続し、「TRY CHATGPT」をクリックします。
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「Log in」をクリックします。
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「Email address」を入力して進めるか、「Googleアカウント」、「Microsoftアカウント」を使用して進めるかを選択します。
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名前を入力します。(ニックネーム等でも構いません)
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携帯電話の番号を入力します。
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先ほど入力した携帯電話番号の「メッセージ」アプリに確認コードが届きますので、それを入力します。
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これでアカウントの登録は完了です。
ログインすると、初期の説明画面に表示されますので、内容を確認しながら進めます。
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質問を入力する「検索ボックス」が表示されたら、完了です。「検索ボックス」に質問を入力してEnterを押すと、ChatGPTが回答します。
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是非、色々と試してみてください!
日本語の設定
『英語表示ではなく、日本語に切り替えたい』という方は、「Google Translate」で表示を「英語」→「日本語」に切り替えます。以下の図のように、初期状態は「英語」が選択されているので、日本語をクリックして、切り替えます。
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日本語に切り替えたら、画面全体が日本語に切り替わります。
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「Google Translate」を入れていない場合は、こちらのサイトをご参照の上、設定をしてください。
日本語で回答を返させるには?
ChatGPTは、質問された言語と同じ言語で回答をするようになっています。そのため、日本語で質問することで、日本語の回答になります。英語で質問すると、英語の回答になります。
こんな新たな問題も・・・
ChatGPTは、どんな質問に対しても、最もらしい回答をするため、学校の宿題にChatGPTを使うなどの誤った使い方も散見され、ChatGPTの使用を規制するなどのニュースも目にするようになりました。また、対策として、ChatGPTが書いた文章か否かを判断するアプリ「openai-detector」を使って、使用を阻もうする動きもある。嘘発見器ならぬ、ChatGPT検知機といった所でしょうか。いつの時代も警察と泥棒の”いたちごっこ”は続きそうですね。
今後の動向
AIには、大規模言語モデル(LLM:Large-scale Language Model)という技術を使っており、類似のサービスとしては、Googleの「LaMDA(ラムダ)」や「PaLM」、Metaの「Galactica」などがあり、各社しのぎを削っています。
米Microsoftは、2023年上半期にも同社が運営する検索エンジン「Bing」にChatGPTの機能を織り込むことを公表しています。現時点では、「Bing」や「Google」のような検索エンジンに取って変わる可能性は低いものの、ChatGPTの台頭により、従来の検索システムを在り方を根本から覆す「破壊的イノベーション」が生まれるのではないかと期待が寄せられています。
さらに、ChatGPTをアプリに組み込むことを可能にする「API」も公表されており、ますます利活用が進みそうです。
実例として、Google Sheets(スプレッドシート)と連携することで、ChatGPTを使って情報収集を自動化するなんて、神技も可能です。
ただし、APIを使う際は、注意点もありますので、ご確認の上、ご使用ください。